【番外編】JIGletをゴルフ練習場で使ってみたら案外役立った!

はじめに
こんにちは!JIGletプロジェクトチームです!
これまで、JIGletの利用例などを10件以上掲載させていただいてきましたが、実は製造現場以外でもおもしろい使い方ができますので、ご紹介させていただきます!
今回の説明で使うモノ
・サイコロデバイス 1個
・iPad(iOS 13以降)
・JIGletアプリ(AppStoreよりダウンロード)
・ゴルフ道具
・自分のショットに向き合いゴルフを上達させたい!と考えるだけの向上心
ゴルフの練習って、なんとなく漫然とやりがちじゃないですか?
筆者はゴルフ歴およそ20年でベストスコアは75です。
若いころはそれなりに練習を積んできた自負はあります。
でも、よくよく考えると、練習を漫然とやっていたなあ…と今になって思います。
どのように練習をしていたかというと、以下のような感じです。
1. 練習テーマはその場の思いつきで決める
仕事の現場では、「ちゃんと仮説を立ててから動こうね!」「PDCA大事だよ!」などと後輩に口うるさく言ってしまう筆者ではありますが、ゴルフの現場ではなかなかPDCAを回せていません。
本来であれば、「前回のラウンドではアイアンショットが引っ掛け連発でパーオン率が低かったから、今日の練習はアイアンのスイングを矯正しよう。」「そのために基本の9番アイアンを重点的に100打以上打とう」などとテーマを決めて練習に臨むべきですが、実際はそんなことありません。
ふらっと練習場に行って、準備運動を軽くして、短いクラブから順番に打っていって、ナイスショットが出たら満足して終わり!のような練習になりがちです。
2. 練習結果は定性的に頭に入れるだけ。どこにも記録しない。
先述の通り、練習場ではナイスショットが出たら満足して終わってしまいます。
その時の記憶だけを覚えて、あとは忘れてしまいます。
どのような球質の打球がどれぐらい出たのか、家に帰ったころにはもちろん忘却の彼方です。
前回と比べて改善されたのか、それとも悪化したのか、いつもの自分と比べてどうなのかなど、全く把握できていません。(記憶の中に少しだけあるかな…ぐらいです)
このような感じで漫然と取り組んでいました。
もっと科学的に取り組んでいたらもっとうまくなれたのかも…これまでの練習ではせっかくの成長チャンスを失ってしまっていたのかも…と、思うようになりました。
ゴルフの練習でPDCAを回したい!…でも、どうすれば??
筆者としては、週末は子どもの遊び相手もするし、加齢とともに体力も落ちつつあるし、もう昔のように練習するのはとても難しい状況です。
そんな中でも効率的にスキルアップを図るのであれば、ゴルフの練習でもPDCAサイクルをきっちり回していくことが重要だと感じたのですが…何をどうすればいいのかよく分かりません。
ゴルフはミスとの戦いなので、ミスショットを減らしていくことがスコアアップの近道だということはなんとなくわかっています。
しかし、自分がどのようなミスをしがちなのか、感覚的には分かっていても定量的に分析したことはありませんでした。
そういえば、JIGletの宣伝資料に、ミスの分析≒非稼働要因分析ができるという触れ込みを書いたな…そうか!とりあえずミスを可視化してみよう!
練習場にサイコロデバイスを持ち込んでみた
そのことに気付いた週末、早速サイコロデバイスを練習場に持ち込んでみました。
その時の様子が以下です。
まずはミスショットの可視化から
どのような分析をするにも、まずは自分がどのようなミスを何打打ったのか、それを知るところから始めるべきと考え、以下のようなシナリオをJIGletで作ってみました。
【応用編】サイコロデバイスを使って非稼働要因の分析をしよう!とよく似たものです。
ちなみに、このシナリオを作るのにかかった時間は3分ぐらいです。
シナリオの実行ができたら、以下のようなステップで作業を繰り返していきます。
①ボールを打つ
②球筋を見る
③球筋に応じてサイコロの面を変える
(以下、練習が終わるまで①~③を繰り返す)
やってみて実際どうだった?
結果の画面は以下の通りです。
個人の感想では、いわゆる「引っ掛け」が多いのかなと思っていましたが…
結果としては、他のミスも思いのほか多いことが分かりました!
はてさて、なぜこのような結果になったのでしょうか…。まずはこれを分析して、次の仮説検証に進む必要があるなと実感した次第です。
おわりに
いかがでしたか?
まず改善の取っ掛かりとして、どのようなショットが出ているか可視化することができました!
つまり、PDCAの1周目を回すところまではすぐに到達できたということです。
引き続き、引っ掛けミスの要因特定など細かい部分に切り込んでいければと思います。
ゴルフの鍛錬の道は終わりがありませんので、これからPDCAをたくさん回していくことになると思います。
今回、その第一歩が踏めたということ自体が大きな収穫だったのかなと思っています!
このように、JIGletは製造現場でなくても活用できます。
これまで漫然とやってきていた物事に対してPDCAを手軽に導入することで、効率よく改善活動ができます。
是非ご検討くださいませ!