JIGletで標準作業をチェックして作業改善の相談をスムーズに!

はじめに

こんにちは!JIGletプロジェクトチームです!
今日はJIGletのちょっと変わった使い方をご紹介したいと思います。これまで、JIGletは生産実績数や工数等の実績収集と見える化を中心にお話ししてきましたが、今回は標準作業をチェックして、作業改善の相談をスムーズにする、サイコロデバイスの利用法をご紹介します。

ご用意いただくもの

・サイコロデバイス
・シール台紙
・iPad(iOS 13以降)
・JIGletアプリ(AppStoreよりダウンロード)

JIGletを使った標準作業チェックを考えたきっかけ

とあるお客様からこんな話しを頂いたことがあります。

作業員が標準タクトを維持することは、『工程間の仕掛品滞留』や『仕掛品欠品による手待ち』の発生を抑え、『納期遵守』、『計画生産数量の達成』、『ムダなコストの発生抑止』につながります。
標準タクトを維持するため、作業指導員は、作業員の作業の様子を目視やカメラで撮影してチェックしています。
ところが、作業員が人に見られていることを意識してしまうと、観察結果が通常と異なってしまう場合があります。
これではせっかくチェックしても効果半減なので、なるべく普段どおりの作業をチェックする方法はないでしょうか?

この話を聞いたときに思い浮かんだのは、JIGletのサイコロデバイスを使って作業手順をチェックできないか?でした。しかし、JIGletには予実管理の機能がないため、業務運用まで考えないといけないな・・・。そんなことを思いながら以下の方法を考えました。

JIGletで標準作業チェックの実践!

①準備編、②実行編、③分析編の3つに分けて説明します。少し長いですが、お付き合いください!

    ①準備編
  1. 白紙のシール台紙を用意します。
    文具店や家電量販店で白紙のシール台紙をご購入ください。
  2. 作業内容をシール台紙に印刷します。
    プリンターを使って、作業内容を書いた絵柄をシール台紙に印刷します(図1)。
  3. 図1:プリンターで絵柄を印刷
    図2:完成した絵柄のシール
  4. サイコロデバイスにシールを貼ります。
    次の通り、図2のシールを、サイコロの小さい番号から順に貼りましょう。

    1面(スタート)
    2面(組立)
    3面(ネジ締め)
    4面(ネジ圧チェック)
    5面(通電)
    6面(ラベル張り)

    仕上がりのイメージは、図3、4です。

  5. 図3:サイコロイメージ1
    図4:サイコロイメージ2
  6. シナリオを作ります。
    同じ工程で複数人の作業を比べる場合は、1つのシナリオに複数のサイコロブロックを設定します。図5の例では、Aさんの作業実績と、Bさんの作業実績を収集する、複数のサイコロブロックを設定しています。
  7. シナリオ詳細を設定します。
    サイコロデバイスに貼ったシールの作業内容(組立、ネジ締めなど)と同じ作業内容を、図6のようにシナリオ詳細に設定します。設定が完了したら、サイコロデバイスの線を『データ蓄積』ブロックにつなげてください。
  8. 図5:シナリオ設定例
    図6:シナリオ詳細例
    ②実行編
  9. 作業開始時にサイコロデバイスを動かします。
    作業場付近にサイコロデバイスを設置します。図7のように作業開始時に、作業内容と合うサイコロデバイスの面を上にします。最初は1面を上にします。組立を開始したら2面を上。ネジ締めを開始したら3面を上。その後も4面、5面、6面と繰り返し、作業が終わったら1面に戻します。
    もし間違えて作業と違うサイコロの面を上にした場合は、次の作業サイクルからやり直してください。(数多くデータを取れば問題ないです!)

  10. 図7:標準作業のサイクルとサイコロデバイスの操作
    ③分析編
  11. JIGletアプリからタイムラインを確認します。
    JIGletアプリのグラフから『時間で集計』を選択し、その下の『タイムライン』を選択します。
    図8の例を見てみましょう。バーの色は作業の分類を表し、バーの長さと数字は時間(分)を表しています。この場合、13:00台と14:00台で作業リズム(作業の時間間隔)を比較すると、一定であることがわかります。一方で、図9は作業リズムが一定ではありません。作業リズムが一定であれば、スムーズに作業ができていて理想的な状態と言えます。作業リズムが一定でない場合は、作業や作業環境に問題がある可能性があります。
  12. 作業リズムが悪くなる要因を見立て、作業改善の相談材料にします。
    作業リズムが一定でない場合、『作業者が作業に慣れていない』、『作業が複雑で標準化しにくい』等の事象が発生している可能性があります。また、その頻度が多い場合は、『作業ミスが多い』、『作業順序がわかりにくい(間違えやすい)』、等の事象が発生している可能性があります。なるべく普段どおりの作業中に得たデータから見る作業リズムを確認することで、どのような点を改善できそうか客観的に判断できるようになります。これにより作業指導員と作業者との作業改善の相談をスムーズに進めることができます。
  13. 図8:作業リズムが一定な状態を表すタイムライン(色の変化が一定)
    図9:作業リズムが一定でない状態を表すタイムライン(色の変化が一定でない)
    おわりに

    いかがでしたでしょうか?
    サイコロデバイスを使うことで作業実績を見える化して、標準作業をチェックすることができます。作業リズムが一定なライン、そうでないラインはどこか。作業リズムが一定でない場合その要因は、『作業ミス』なのか、『作業順序がわかりにくい』のか、『作業が複雑で標準化しにくい』のか。データにもとづき改善点を見立てることで作業改善の相談がスムーズになり、作業効率向上に役立てることができます。是非JIGletをお試しください!

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