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【連載】JIGletを使って製造現場のIoT化を効果的に進めるアイデア その4

はじめに

こんにちは!JIGletプロジェクトチームです!
本連載では、製造現場でよく使われる代表的なITツールの特徴とその用途を整理し、JIGletを使って各ITツールによる製造現場のIoT化を効果的に進めるアイデアを4回の連載記事でご紹介しています。

連載最終回(4回目)の本記事では、図1のITツールのうち、PCアプリ(Excel等)の考察をしたうえで、JIGletがPCアプリ(Excel等)運用時の難点をどのように補い、IoT化を効果的に進めるのか説明したいと思います。その他のITツールについては別の記事でご紹介します。

連載1回目の記事
連載2回目の記事
連載3回目の記事

図1.製造現場でよく使われるITツールとその用途

用途 PLCソリューション バーコードリーダー RPA AIカメラ PCアプリ(Excel)
作業監視
設備監視
報告・相談
実績履歴管理
IE(動作分析)
工数管理
設備稼働/停止分析

PCアプリ(Excel等)の考察

PCアプリ(Excel等)の特徴

手持ちの資産で対応できるので業者に依頼せずとも自前で導入できるのが良い点です。
ほとんどの場合、費用はかからず、導入期間も短くできます。

PCアプリ(Excel等)の用途(例)

『品質実績の取得』『工数実績の取得』『トレーサビリティ管理』など、実績データが必要な作業や工程において適用できます。

PCアプリ(Excel等)の導入の手軽さと運用面の難点

PCアプリ(Excel等)は、『手軽に使える』、『費用がほとんどかからない』ことから、IoT化をすぐに始められることが最大のメリットです。
その手軽さゆえ、色々なデータが各PCに散乱して保管されがちです。
データを可視化するために、ExcelのマクロやWebアプリの開発が必要となる場合があります。
またPCのOSバージョンが古くなった場合、アプリケーションを利用できなくなることがあるためプログラムのメンテナンスが欠かせません
さらに、PCアプリは手入力が必要なケースが多く、打ち間違えてしまったり、データを入力するのに時間や手間がかかったりします。
このようにPCアプリ運用時には、少なからず現場に負担がかかるのも事実です。

JIGletを使ってPCアプリ導入後の運用面を効率化するアイデア

前述のようなPCアプリ(Excel等)導入後の運用面の難点をJIGletを使って効率化するアイデアをご紹介します。
JIGletはセンサーデバイスから取得したデータをクラウド上で蓄積・集計し、データの閲覧、検索、可視化、出力をすることができます。(図1.参照)

図1.データの閲覧、検索、可視化、出力(JIGlet Siteの画面からCSV出力)

これらのシステムは私たちがクラウド上で一元管理しているため、お客様はPCアプリのようなプログラムの開発やメンテナンスが不要です。
そして、さまざまなデバイスから収集されるデータをPC管理画面から一括して確認できるため、データ利活用に集中できます。これだけでもJIGletを利用するメリットがあります。
また、JIGletで取得したデータを、従来利用しているPCアプリに取り込みたい場合、CSV出力をすることでお客様のPCアプリにデータを取り込むことができます。
さらに、図2のようにJIGletのデバイスを使って作業実績を取得することで、PCへの手入力をやめることができ、打ち間違い・打ち漏れをなくし、短時間での入力を可能にします。
つまりJIGletを使うことで、最小の業務プロセスの変更で、間接作業の短縮、データのリアルタイム収集、状態監視などが可能になります。

図2.JIGletを使って作業実績入力を効率化する例

おわりに

身近で手軽に使えるPCアプリでも、実際の運用面では難点があります。
JIGletを使うことでPCアプリのメンテナンスやデータの保管先を気にする必要がなくなり、また作業実績の入力を効率化できます。
4回に渡って連載してきましたが、いかがだったでしょうか?製造現場のIoT化を進めるITツールは世の中に多くありますが、せっかく導入するなら最大限効果を発揮させたいですよね。
是非、この4連載のアイデアを活用し、JIGletを使ってIoT化を効果的に進めてください!
 
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