シナリオ編集画面の説明

シナリオ編集画面

 

シナリオ編集画面は以下の構成となっています。

<画面上部>

    1. シナリオ名(ペンアイコンアイコンがある行):このシナリオのタイトルを表示しています。
      シナリオの名前を任意で設定出来ます。ペンアイコンアイコンをタップするとシナリオ名が編集出来ます。
    2. 自動停止/実行アイコン『保存アイコン』:シナリオの自動停止/実行の設定が出来ます。
      自動停止期間設定を適用したシナリオを実行することで、自動停止期間中に収集したデータを
      各種グラフの表示対象から除外することが出来ます。

      ※自動停止機能の詳細については、「シナリオ自動停止/自動実行について」の項目を参照ください。
    3. 保存アイコン『保存アイコン』:作成途中のシナリオを一時的に保存します。
    4. 編集完了『編集完了アイコン』:シナリオの編集を完了した場合に押します。編集完了しない場合にはシナリオを実行することができません。
    5. 表示倍率変更:『100%▼』をタップして画面表示の倍率を選択選択するか、マウスのホイールで拡大・縮小をすることができます。
    6. 拡大アイコン』『縮小アイコン』:タップすることで画面表示の倍率を変更できます。『拡大アイコン』は拡大、『縮小アイコン』は縮小を意味しています。

<画面左部>

    1. 入力ブロック(ボタン、サイコロ、照度):データを取得するセンサーを表しています。
    2. 処理ブロック
      • カウンタ:入力ブロックから得られた値をカウントします。
      • グルーピング:複数の入力ブロックを1つのまとまりとしてグルーピングします。
    3. 出力ブロック(データ蓄積、メール通知、JIGletTalk通知):入力ブロックから得られたデータをどのように出力するかを定義します。
      • データ蓄積:センサーデバイスで取得したデータを蓄積します。
        1つのシナリオに1つのみ利用可能です。グラフを閲覧するためには、このブロックを配置する必要があります。
      • メール通知:入力ブロックから得られた値を使って、メールでメッセージを送ることが出来ます。メールの送付先と送信文面を設定できます。
        送付先に設定可能なユーザーは、管理者ユーザーがJIGlet Siteのユーザー管理にて登録したユーザーに限られます。
      • JIGletTalk通知:メール通知と同じように、オプション機能のJIGletTalkにメッセージを通知することができます。
        JIGletTalk利用についてご契約をいただいていない場合にはご利用出来ません。

 

<画面中央>

  1. 編集画面:ここにブロックを配置し、シナリオを編集します。操作は次の項で説明します。

シナリオ編集方法

<画面左部>から配置したいブロックを選択し<画面中央>にドラッグします。

配置したいブロックを選択し画面中央にドラッグ
  • 入力ブロック→処理ブロック→出力ブロックの順に配置します。
  • 処理ブロックは必要がある場合のみ配置します。

配置したブロックをタップしてブロックの設定を行います。
(設定内容については「各ブロックの説明」を参照ください。)

  • 各ブロックを線でつなぎます。
  • ブロックの右側に表示されるコネクタを接続したい対象のブロック左側の赤い点までドラッグすることでブロック同士を接続することができます。
ブロック同士を接続

全ての設定が終わったら、画面上部の編集完了アイコン『編集完了アイコン』をタップします。
シナリオ詳細画面に遷移します。画面上部に実行アイコン『実行アイコン』が見えます。
これでシナリオの実行が可能な状態になります。

 

各ブロックの説明

  1. ボタン、サイコロ、照度ブロック(入力ブロック)
    入力ブロック

    <画面右上>

    • コピー:入力ブロックをコピーします。
    • ブロック削除:入力ブロックを削除します。

    <画面中央>

    • センサー設定:稼働中のセンサーの中から選択します。
    • ファンクション:リストからアクションを選択します。
    • ラベル名:定義したファンクションに名前を付けます。(例:1回押されたら、『完成品の数を数える』など)
    • 色の指定:この設定は各種グラフのファンクションの色に適用されます。
      (例:異常を意味するために『赤』、警告は『黄』など任意で設定)
    ラベルの設定
  2. カウンタブロック(処理ブロック)
    カウンタブロック(処理ブロック)
    • カウント方法:『累積』、『回数単位』のいずれかを選択します。
    • 回数:数字を入力します。
      -『累積』:入力ブロックのファンクションが指定した回数に達した時点で出力ブロックにデータを送ります。
      指定した回数以降は、出力ブロックにデータを送りません。
      (例:100回ボタンを押したらデータを出力ブロックに送る。)
      -『回数単位』:入力ブロックのファンクションが指定した回数毎に出力ブロックにデータを送ります。
      (例:50回ボタンを押す毎に出力ブロックにデータを送る。50回、100回、150回・・・でそれぞれデータが送信される。)
      ※シナリオ停止中(シナリオ自動停止含む)のデバイス操作はカウントされません。
    • カウンタのリセットタイミング:
      -『シナリオ実行時』:シナリオを停止し、再実行した場合にカウンタの数字をリセットします。
      -『毎時0分』:1時間毎にリセットされます。
      (例:09:00,10:00,11:00・・・)
      -『毎日00:00』:夜中の00:00にカウンタの数字をリセットします。
      -いずれの場合においても、シナリオを停止して編集したのち再実行する場合にはカウンタがリセットされます。
      (編集しない場合や、シナリオ自動停止設定によるシナリオ停止によってリセットされることはありません。)
  3. グルーピングブロック(処理ブロック):複数のファンクションを使ってデータを収集、集計して1つのグラフで可視化するための機能です。

    (例:ボタンA(ラベル:良品個数)とボタンB(ラベル:不良品個数)と設定し、AとBをグルーピングします。
    これでデータを収集すると、1つのグラフの中で、良品と不良品の個数がグラフ化され、比較が容易になります。)

    <シナリオ編集画面>

    グルーピング

    <データ蓄積管理画面>

    データ蓄積管理画面

    グルーピングができる(入力ブロックの)ファンクションは12個が上限となります。グルーピングできる入力ブロックは同じ種類のセンサー同士のみとなります。
    (例:サイコロAとサイコロB、照度Xと照度Y等)ラベル名:グルーピングの名称を設定します。

    • その他の使用例
      -シナリオ内で複数のセンサーを使用する場合、それぞれのセンサーをグルーピングブロックに接続することで別々のグラフを表示することができる

      <シナリオ編集画面>

      シナリオ編集画面

      <データ蓄積管理画面>

      データ蓄積管理画面

      -一つのセンサーにグルーピングブロックを接続することで名称を付けてグラフを表示

     

    <シナリオ編集画面>

    <データ蓄積管理画面>

  4. データ蓄積(出力ブロック):収集データを「データ可視化画面へ表示」「csvファイルとして出力」するための蓄積機能です。
    • 『このシナリオにおける日付の切り替わり時刻』
      -『AM/PM』:シナリオの日付のの切り替わり時刻の午前午後を指定します。
      -『時刻指定』:指定された時刻を可視化画面の集計開始時刻とします。
  5. メール通知(出力ブロック)
    メール通知(出力ブロック)
    • 配信先ユーザー』:選択ボタンを押すとメッセージを配信するユーザを選択できます。
    • 題名』:配信メールのタイトルを記入します。
    • 本文』:配信メールの本文を記入します。
      ヒント:#text と本文に入力すると入力ブロックのファンクションのラベルに設定した内容が#textの部分に自動的に置き換わります。
      ヒント:#countと本文に入力すると処理ブロック(カウンタ)でカウントしている値が#countの部分に自動的に置き換わります。
  6. JIGlet Talk通知(出力ブロック)
    JIGletTalk通知の設定

     

    • 配信先ユーザー』:選択ボタンを押すとメッセージの配信先を選択できます。
    • 本文』:配信するメッセージ内容を記入します。
      ヒント:#text と本文に入力すると入力ブロックのファンクションのラベルに設定した内容が#textの部分に自動的に置き換わります。
      ヒント:#countと本文に入力すると処理ブロック(カウンタ)でカウントしている値が#countの部分に自動的に置き換わります。

シナリオ編集の主な制限事項について

  1. ブロックの接続順序:以下のパターンのみ接続可能になります。
    • 入力ブロック→出力ブロック
    • 入力ブロック→処理ブロック→出力ブロック
  2. 処理ブロックの制約
    • カウンタブロック:接続できる入力ブロックのファンクションは1つのみ
      ヒント:入力ブロックとカウンタブロックは1つの線でのみ接続できます。
    • グルーピングブロック:同じ種類の入力ブロックのみ接続可能です。
      ヒント:ボタンとサイコロ、ボタンと照度等のグルーピングはできません。
  3. 出力ブロックの制約
    • データ蓄積ブロック:1つのシナリオで1つのみ配置可能です。
    • JIGletTalk通知ブロック:オプションの契約がない場合には利用できません。
  4. シナリオ編集時の蓄積データの扱いについて
    データの整合性を保てなくなるシナリオ編集(※1)を行った場合、蓄積済みの過去データは削除されます。(過去データのCSV出力は可能ですがデータ可視化画面への表示はされなくなります)

    ヒント:データを残したい場合はシナリオをコピーした上で、コピー先のシナリオを編集してください。

    ※1:整合性を保てなくなるシナリオ編集とは

    • 新しくブロックを設置
    • ブロックを削除
    • ブロックの接続を変更
    • ブロックの設定を変更
      -入力ブロック:ファンクション名変更、ファンクション追加/削除
      -処理ブロック(グルーピング):ラベル名変更
      -処理ブロック(カウンタ):カウント方法/回数/リセットタイミングを変更